@ニューデリー
4月7日、インドで最難関と言われるインド工科大学(IIT)などを志願する生徒向けの共通入試があった。首都ニューデリー近郊の会場の外には、我が子を心配する数百人ほどの親が集まっていた。
約3時間後、試験を終えた子どもが出て来ると、「どうだった?」とすぐに声をかける。笑顔で応じる子もいれば、渋い表情を見せる子もいる。
貿易業のサンジャイ・クマールさん(51)は「息子はほとんど寝ないで勉強してきた。テレビを見るのもスポーツをするのもやめて、IITに入るために全ての時間を捧げてきた」と語った。
息子の名前を聞くと、Aditya(アディティア)と教えてくれた。すると、たまたま隣にいた男性も「自分の息子も同じ名前だ」と笑った。命名の理由を聞くと、2人は「Aから始まる名前にはちょっとした利点があるんだ」と口をそろえた。
日本との違いも
学校によっても違うが、名字…